HOW IS TYPE B?


 ごく簡単にまとめると

  • 自分の興味関心のあるものに没頭する
  • ウチとソトのけじめが薄い
  • 感情の現れ方がストレート
  • 表情がよく動く
  • 野心や利害にはやや関心が薄い

 これでは簡単すぎるかもしれないので、もう少し詳しく書いておきましょう。

 能見正比古さんの『血液型女性白書』からの私なりの要約です。

 気さくザックバランなと、見かけブアイソと、とっつきにくい両タイプがB型にはある。周囲や世間に合わせる、方式に適った作法や挨拶を身につけるのが苦手なB型は、前者のような挨拶抜きの対人態度を身につけるか、後者のようになるべく引っ込んでいるかの二者択一になる。少しつきあうと、この両タイプとも、人を信じ、差別なく親しむことの早いことがわかる。開放性こそB型の共通性なのである。
 B型の一番の基本性は、A型とは逆に、世間や周囲を意識することが最も少ないということか。
 
周りを意識しないことから、B型流のマイペース行動が出る。しばられ、拘束され、細かな規則に従わされるのを極度にいやがる。興味の強さは、"面白がる"心が豊かであるということ。O型のように損得を考え、A型のように世間的価値を測ったりはしない。興味は、外界に向けられるので、事実性を重んじ、考え方は科学的実用的となる。常識や慣習に引きずられたりはしないので、物わかりがよく、幅広い柔軟な理解力も示す。
 B型はジッとしてはいられない。絶えず体を動かしているか、ジッとして見えても、頭の中はめまぐるしく回転している。 
 気分が敏感に反応すること、相手の事情や考えを主観を交えずに関心を持ち、理解できるので、人情深さがあり、たちまち行動に出たりする。しかし、B型は喜怒哀楽などの感情性は、そう強くはない。感情が起こると抑制なく表現するので、そう思われるだけである。
 ついでだが、自分の考えに恐ろしく頑固にしがみつくことがある。この場合は、頑固さを示すB型となる。

 

 実は、私のまわりにはB型があまりいないので、上の記述はあまり確認していません。ただ、私(AB型)からすると、B型といるときは気が楽です。人によるのですが、O型やA型だと、ある程度こちらで気を使って、相手に合わせなといけないのですが、B型だとほとんど気を使う必要がないからです。


 それから、能見正比古さんのほぼ全部の著書に紹介されているB型の気質特性を引用しておきます。 

  • マイペースの行動。しばられ、抑制されることを、ことにいやがる。
  • 柔軟なな考え方、新しいことや、自分と違った相手への理解力に富むアイデア性。
  • 周囲の影響を最も受けず、また、気にしない。無用心さも一番。
  • ブアイソか、ザックバラン型。だが、すぐ心を開く開放性あり。差別なく親しむ。
  • 涙もろい人情味。が、細かい察しあいは苦手。ロマンチックさはなく、シンは実用的。
  • 興味は多方面に持ち得るジャーナリスト型。ながら族の名人。コリ性は随一。
  • 未来に楽観的。すんだことにやや未練っぽい。
  • 総じて、ものごとにケジメが乏しい。
  • 仲間外れを気にする疎外感の強さがある。

 次も、能見正比古さんのほぼ全部の著書に紹介されている「血液型別、人柄のタイプと印象」です。マスコミ関係者だけあって、非常に的確なポイントをとらえていますね。私の迷?解説付きでお届けします。

 

人柄のタイプ O型の印象 A型の印象 B型の印象 AB型の印象
上に立つ型 親分のO リーダーのA 親方のB 大黒柱のAB
O型は親子関係と同じ全人格的な関係、A型はルールに基づくリーダー、B型は技術指導に目を向け、AB型はあまり口を出さないといった傾向が読み取れます。
ほがらか型 陽気なO 明るいA おまつりB 洒脱のAB
O型はシンから陽気で明るく、A型は少し締まった印象を見せ、B型はにぎやかでケジメがなく、AB型は感情的な表現がクールというところですね。
人と結ぶ型 団結のO 協調のA 井戸端B パイプ役AB
O型は共同の目的に向かって一致団結し、A型は(自分の考えはあまり変えないが)協調し、B型は井戸端会議的にケジメがなく、AB型は自分が当事者にはならずパイプ役が得意ということですね。

 

 1998.1.28更新

 

能見俊賢さん監修

本当のことが知りたい! 教えて『血液型』 より

マイペースと開放性

 B型の基本気質理解のポイントは、マイペースな行動と開放性です。A型とは逆に、ルールや秩序にはそれほどこだわりません。

 マイペースな行動が目立つB型ですが、外部からの拘束が嫌なだけで、強引に自分の意志を押し通すことは意外と少なく、他人にすぐ同情したりします。B型の特徴は、A型とは逆に、社会や周囲を意識することが少ないということでしょうか。ですから、日本的な「和」はちょっと苦手なようです。

 B型は、自分の興味を持つことに集中します。興味・関心の対象も、O型のように無意識のうちに損得の計算をしたり、A型のように周囲を考慮することは少ないようです。当然のことながら、常識にとらわれることも多くありません。あくまで、自分が興味を持つかどうかが中心なのです。B型流の柔軟な考え方は、ここに理由があるのでしょう。ちなみに、B型の伊達政宗は、天正遣欧使節を派遣しています。この好奇心の強さはB型的と言えると思います。

常識にとらわれないB型

 常識にとらわれない発想が、ときにはB型のアマノジャク性となります。井沢元彦氏の「逆説の日本史」が代表例ですが、井沢氏だけではなく、B型の著者には、「逆」で始まるタイトルが目立つような気がします。

 B型は、抽象的なルールを守ることや白黒のケジメを付けることはしませんが、事実関係の正確さや妥当性には大いにこだわります。観察に主観を交えず、自分の主義主張でフィルターをかけたりしないので、調査能力や情報収集力に優れているようです。

B型は周囲に気を遣わない?

 手元に、B型が周囲に気を遣わないことを示す面白いアンケート結果があります。夫が家事や育児・家の雑事をよく手伝うかどうか訪ねた質問ですが、B型夫以外は夫と妻の回答率がほぼ一致しました。しかし、B型だけは、夫と妻との回答率の差が10%近くあったのです。つまり、B型夫は自分では一生懸命尽くしているつもりなのに、残念ながら妻はありがたがっていないのです。

 B型は、察し合いよりは話し合いだと思っている人が多く、他の血液型に比べると、比較的妻の相談に乗る方なので、誤解のないよう付け加えておきます。